信濃富士「有明山」

「有明山(ありあけやま)」は、花崗岩石そのものが「山」と呼ばれているような山です。

そのためか、霊験あらたかとされ、古くから山岳信仰の行者のみならず、多くの人々の信仰を集めてきました。
また、形状が富士山と似ていることから「信濃富士」と呼ばれてきました。

この花崗岩石の「有明山」に登るには、表から行くのは非常に大変なので、裏側から登ります。
「中房温泉(なかぶさ・おんせん)」は、この山への裏登山口です。

また、北アルプス燕岳(つばくろだけ)、槍ヶ岳(やりがたけ)登山口でもあり、アルプス登山が盛んになる大正年代以降入湯者が増加しました。
その後、ここからの引き湯で、かなり里の方に「穂高温泉郷」ができております。

※出典:2009年9月27日「伝統木構造の会」全国大会における西川壽麿講義より